MM理論

えむえむりろん / Modigliani-Miller theory

MM理論とは、F.Modigliani(モディリアーニ)とM.H.Miller(ミラー)の二人の経済学者が発表したものである。
その第1命題は「資本構成は企業価値とは無関係である」というもので、「完全な資本市場を前提とすれば、企業の価値は企業の保有している資産によって決まるのであって、企業の経営者がその資金をEquityで調達しようとDebtで調達しようと、企業価値は変わらないし、変えられない」というもの。
しかし、現実には「完全な資本市場」は存在しないので、どのように資金を調達するかという財務判断は、結果的に企業価値に影響を与える。

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