ごうどうかいしゃ / Limited Liability Company
合同会社とは、すべての社員が出資の価額を限度として債務を弁済する責任を負う(有限責任)持分会社の一形態をいう。会社法施行時に米国のLLC(Limited Liability Company)をモデルとして創設されたことから、日本版LLCとも呼ばれる。
合同会社は、会社法上、大会社の定義から除外されているため、機関設計に関する強行規定がほとんど存在せず、定款で自由に規律できること、決算公告の義務がないこと、内部統制システムの構築義務がないこと、会社更生法の適用がなく、倒産手続に入った場合にも担保権が制限されるおそれがないことなどの理由から、会社法施行により廃止された有限会社に代わって、資産流動化スキームにおける資産保有ヴィークルとして利用されるようになった。
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