減資

げんし / Reduction in the Stated Capital

減資とは、資本金の額を減少させることをいう。
減資を行うには、原則として、株主総会の特別決議と債権者保護手続が必要となる。ただし、定時株主総会において、その日における欠損の額を超えない範囲で資本金の額を減少する旨の決議をする場合には、普通決議をもって行うことができる。
資本に欠損が生じている会社では、剰余金の配当が行えないため、欠損填補を目的とした減資を実施し、将来の剰余金の配当に備えることが考えられる。M&Aの場面でも、買収者に剰余金の配当をする目的で対象会社の原資を実施することがある。

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> 100%減資 > 1年当たり平均額法 > 300%ルール > 3分の1ルール
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