株式の持ち合い

かぶしきのもちあい / Mutual Shareholding

株式の持ち合いとは、安定株主工作のためにグループ企業相互間、取引関係にある事業会社・金融機関相互間において、相手方の株式の一定数を持ち合う実務慣行のことをいう。資本自由化に際しての外資対策としても行われた。
高度経済成長下においては、これにより大株主や株主市場からの圧力を受けない経営を可能とし、取引先企業との関係強化や経営の自立性確保に繋がったが、バブル崩壊後、株式市場が株式の時価評価が求められるようになってから、解消される傾向にある。

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