(5)相続時精算課税のメリット・デメリット

相続時精算課税のメリット・デメリット

メリット

①将来値上がりが予想される不動産や株式の相続時の相続税評価額を贈与時の安い相続税評価額で計算できます。
②収益物件を贈与することにより、贈与者の所得税の軽減と納税資金を相続人側で貯蓄することができます。

デメリット

①相続時精算課税制度の選択は撤回できないため、その後同一の贈与者からの贈与はすべて相続財産合算されます。
②合算する財産の価額は贈与時の財産の価額になりますので、その財産が値下がりした場合には不利になります。
③暦年課税の年間110万円の贈与税の基礎控除が適用できなくなります。
④相続時精算課税によって取得した資産は物納対象とすることができません。
⑤相続時精算課税によって取得した資産は小規模宅地の評価減額の特例が適用できません。

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